屍鬼 蔡蒐話(最終話・第22話)

屍鬼 蔡蒐話(最終話・第22話)

最後ですし全体を通した感想も含めて書こうと思います。
最終話のポイントは3つ
①静信と沙子
②辰巳と夏野
③恵

ま、ネタバレもあるのでMoreで・・・



①静信と沙子
アニメの表現だと確定情報として見れないかもしれないけど静信は人狼として覚醒してます。
そして、追っていた大川の親父を殺して火事の混乱に紛れて逃げていきました。
これはもう単純に辰巳の役割が静信に入れ替わって、沙子にとってはおそらく昔に戻ったのだと思います。
死ぬ覚悟が出来たという台詞のとおり沙子を滅する選択肢もあったのでしょうが・・・
原作ではこの後、静信の書いた小説が懇意にしていた編集者に送られるくだりがあり2人が確かに生きていることが分かります。
静信は人狼として覚醒してしまったことにより、辰巳に沙子を託されたことにより、沙子を守って生きていくのが自分の運命だったと決定付けたのでしょうか。
辰巳の沙子に対する想いを聞いた時にはそれに反発したようなそぶりをしていたにも関わらず、辰巳の後を追う行動を取るという結果になってしまいました。

②辰巳と夏野
ここだけは消化不良気味でしょうか・・・
そもそも原作では辰巳の最後の部分は書かれていません。
逃げ出すくだりは原作とアニメでほぼ同じなのですんなり逃げられたとも思えないのですが・・・
最後、死体で埋まった地獄穴の底でダイナマイトで自爆・・・
夏野の覚悟が垣間見えましたがあれで本当に両者とも死ぬことが出来たのかは疑問です。
個人的には辰巳を自ら倒した上で静信と沙子を追うものになったら良いと思ったのですが・・・
それは望みすぎでしょうか。

③恵
原作ではあそこまで酷く殺されませんw
恐怖でしゃべれなくなるのであそこまでの啖呵も切りません。
けれど考えさせられる場面でしたね。
ただ、彼女はあの場で仮に逃げられたとしても長く生きることはなかったのではと思います。
屍鬼が生きていく(死んでるのに生きていくというのも変ですが)というのは障害が思った以上に多く感じます。
恵にそれらがクリア出来るとは思えません。
完全に遮光された寝床、十分な獲物、獲物を狩った際の後始末、獲物の社会性等と見抜いたコントロール・・・
やはり早晩滅せられたでしょうね。
ただ、彼女の思いは・・・行き場を失ってどこへ行ってしまったのでしょうね・・・


小説本編の冒頭は、この火事の現場へ向かう溝辺町の消防士の視点から始まります。
外場で何が起こっているんだ・・・とそこから日付が巻き戻り恵が死ぬ場面へと変わって行きます。
また、火を着けたのがアニメでは分からなかったと思いますが原作では元子です。
子供を奪っていた舅の巌への恨みから屍鬼をすべて滅ぼしてやるという感じで奥入で火を放ちます。

小説はハードカバーで4冊、文庫版で5冊の大作で、100人あまりの登場人物のほぼすべてに名前や家系が用意されており。
それぞれの事情が書かれています。
夏野の父も原作では敏夫のそばで戦うのですが・・・

そういえば、EDテーマのところ今まで次回予告が流れていたところで後日談が流れていましたね。
夏野の両親と田中かおり・昭の姉弟がバスで出会ったところで終わっていましたが・・・

DVD・BLUERAYでは2話ほど追加されるという話もあるみたいですね。
主に人間対屍鬼の戦いの描写だと思いますが、元子と加奈美の話も追加されるのかな?
後はパイプラインでの奈緒の最後の場面でしょうか。
後日談も書かれるといいですね。

ごめんなさい、ちょっとまとまりがなくなってしまいました(^^;
小説はその厚さにめげない人なら絶対読んだほうが良いです。
それだけはお勧めしてこの記事の締めとさせてもらいます。

それでは皆様よいお年をm(__)m
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by yukrid71 | 2010-12-31 19:31 | アニメ