ブレイブストーリー

a0008459_12291633.jpg


というわけで、昨日土曜日に映画「ブレイブストーリー」を見てきました。
感想なんぞ書き殴って見たいと思いますがネタばれ含むのでMore以下をご覧下さい。



やはり、原作のあれだけのボリュームを消化しきるのに2時間は短かったと言わざるおえない。

このことはパンフレットにもうかがえる。
まず、作者宮部みゆきの談であるが
「原作執筆中からアニメーション化を望んでいたんです。でもとても長い話ですから、テレビアニメになればいいなぁと思っていたので、劇場用映画と聞いた時には驚きました。」
製作総指揮亀山千広の談
「(前略)ただ、原作は大長編ファンタジーですから、それをどう2時間の映画にするのかという部分では非常に悩みました。出来ることなら3部作にしたかったです。(中略)結局、1年半という長い時間をかけて、密度の濃い脚本を作りあげました。」
プロダクションノートより
「(前略)シナリオ作りには、何度も練り直しが重ねられ、最終的には18ヶ月という長い月日が費やされた。プロットだけでも8稿、シナリオは17稿にも及び、数多くの脚本家の手を経た結果、(中略)大河内一楼の手に託され、脚本は完成に至った。」

こういうの見ると苦労したんだな~ってのがよく分かる。
アニメとしては良く出来ていたと思う。また、キャストも結構面白いところが配置されていて良かったと思う。キ・キーマの大泉洋なんてはまり役なんではないだろうか。みつるのウエンツは演じきるところまでは行ってない気はしたが及第点といったところか?キャストの点でいうとラウ導師の伊東四郎やオンバの樹木希林なんてところは実にいい感じなので出番が増えてるともうちょっと面白かったかもしれない。
あっ、スタッフロールを見ると、大沢在昌、京極夏彦、宮部みゆきの3名の名前もあるのだが・・・どこに出てたのかな?w(カッツの同僚であるトローンに声優の名前がないので大沢氏か京極氏のうちどちらかがやってるのではないかとみている)

お話的には2時間に収めるためにだいぶ苦労している。まず、登場人物が削られている。ヒロインのうちの一人である大松香織が出てこない。特にリアル部分での登場人物が削られている。幻界のほうでも触れていないエピソードのキャラクタは出てこない。原作で重要なキーである言葉やアイテムが出てこない、人柱や真実の鏡、真実の鏡と対になる常闇の鏡、それらのキーワードがすべて廃されている。
キャラクタの立ち位置も結構違う。ミーナの出会いに至る事情は違うし、ジェゾなんかは子竜にされてしまったw性格付けも微妙に違っていたようだ。

結論を言うと原作を思って見ると肩透かしを食らう。(実際食らってしまったw)逆に原作を知らないほうが純粋に楽しめるかもしれない。映画を見てから原作を読むと事情が知れるだろう。(おそらく完全に映画だけをみても分からない部分が多すぎると思われる)アニメーションの製作がGONZOでアニメーションとしてのクオリティはなかなかに高いので惜しいとも思える。作者が話してるようにテレビで2クール(25~26話)程度のアニメにしたあとに総集編的に映画をしたほうがまとまりは良かったのではないかなぁと思う。
[PR]

by yukrid71 | 2006-07-09 13:05 | アニメ