F-1の感想をつらつらと

琢磨3位表彰台おめでとう~ってことでF-1の話題です。

F-1第8戦アメリカGPインディアナポリス。

※以下は琢磨を中心に置いたレース展開です。

序盤、スタート直後の多重クラッシュ、フェルナンド・アロンソのストレートエンドでの
タイヤバーストによるクラッシュ、ラルフ・シューマッハの最終コーナーでのクラッシュ
と立て続けにクラッシュが起こり序盤から不穏な空気が流れていました。

予選を3位で通過し、セカンドローからチームメイトのジェイソン・バトンとともに
決勝レースに望んだ佐藤琢磨はスタートでフロントローに並ぶフェラーリ勢に警戒され
ミハエル・シューマッハにブロックされる。ブロックされたときにやや動揺が見えた
琢磨は9番グリッドからジャンプアップしたフェルナンド・アロンソに挿され4番手に下がる。
またチームメイトのジェイソン・バトンもスタートに失敗しラルフ・シューマッハにかわされ
6番手に甘んじる。
が、スタート直後の1コーナー過ぎでザウバーのフェリペ・マッサとジャガーの
クリスチャン・クリエンが絡んだ多重クラッシュによりイエローフラッグ及びセーフティカーの
措置がとられそれが4週程続くことになる。

再スタート後、琢磨はアロンソを激しく攻めるがインフィールドセクション寄りの
空力重視のセッティングのため立ち上がりの加速部分でやや離される傾向があり
一番の抜きどころであるメインストレートエンドでスリップに付けず(最終コーナーで
わずかに立ち遅れるため)ややフラストレーションのたまる序盤を送ることとなる。
が、それも長く続かずアロンソのクラッシュにより琢磨は3番手に上がる。
また再スタートの際にシューマッハがややフライング気味のスタートを決め
チームメイトのバリチェロをかわしトップに立つ。

アロンソは300kmを軽く超えるストレートエンド付近でタイヤがバースト(破裂)、
(おそらく予測ではあるがスタート直後の多重クラッシュ時の破片等をタイヤが
拾ってしまったのではなかろうか?)左サイドのウォールにクラッシュしストレートエンドに
設置してあった発砲スチロール製(?)らしき看板を砕きながらようやく車を止める。
激しいクラッシュながらアロンソにダメージがなかったのは幸い。
またコース上をふさぐ形にはならなかったのでそのままイエローフラッグのみで進み
セーフティーカーは入らなかった。

これで琢磨の前にはフェラーリの2台のみが立ちはだかる展開となった。
が、しかしアロンソのクラッシュの1周後、今度は最終コーナーでラルフ・シューマッハが
クラッシュ。
ここインディアナポリスはF-1で唯一バンクの着いたコーナーを採用したサーキットであり
コーナーといえども300km近いスピードで曲がるのが最終コーナーになる。
その最終コーナーでのクラッシュ・・・ウイングは飛びタイヤを支えるアームは折れ曲がり
ラルフは立ち上がらない・・・一瞬緊張した空気が流れるがアップでTVに映ったときに
わずかに動いたので最悪の事態は避けられたものとして胸をなでおろす。

ラルフのクラッシュにより再びイエローフラッグ&セーフティカーの措置が取られ
ラルフの救出及び車体の片付け等に時間をとられたためこの状況が以後10周ほど
続くことになる。この際フェラーリの2台は即ピットインを行いタイヤ交換と給油を受ける。
一方のBARホンダ陣営はピットインをさせずに周回を重ねていく。

再スタート時の順位は1シューマッハ、2琢磨、3バトン、4ファン・パブロ・モントーヤ、
ピットインの際あわてていたのかシューマッハと同時に入ったバリチェロは6位まで
落ちていた。また、琢磨、バトン、モントーヤはピットストップを行っていなかった。
ピットスタートで後位に甘んじていたモントーヤは兎も角琢磨もバトンもセーフティカーが入った時点でピットインしなかったのかこのチームの判断ミスがこの後のレース展開に
影響することとなる。

BARホンダチームはこの後引っ張れるだけ引っ張って30周目近辺でバトン→琢磨の
順でピット作業を行う。セーフティカーが入っていたせいで車間がつまっており
琢磨が11番手、バトンが12番手で復帰する。
琢磨が復帰後すぐにジャガーのマーク・ウェーバーをメインストレートエンドでパス。
琢磨がウェーバーをパス後バトンも続くものと思われたがトラブルが発生したらしく
ピットインしマシンを止めてしまう。
琢磨は中位のグループとはスピードが違うため差を瞬く間に詰めるもののストレートでの
伸びを欠くセッティングのため意外にパスに手間取る。

特にストレートの早いセッティングにしていたザウバーのジャン・カルロ・フィジケラに
手間取る。琢磨は考え方を変えインフィールドセクションでそのスピードの差を生かし
パスする。その前後でマックラーレン勢のデビッド・クルサード&キミ・ライコネンも
かわす。

これでようやく6位。
ピットスタートながら5位を走行中のモントーヤをかわしにかかる。
が、Tカーであることもありあまりモントーヤのパフォーマンスはあがらず
それほど苦労せずにパス。この時点で5位、4位のオリビエ・パニスとの差は10秒ほど

ここからの琢磨は鬼気せまる勢いファーステストラップを更新しつつパニスを追い詰める。
そして中盤のインフィールドセクションで追い越しをかける。
一瞬、パニスが外側に振って牽制を仕掛けるが無理をせずに車間を空ける・・・
ここは抜きにかかった琢磨もすごかったがそれを牽制した上で接触寸前の状況を
間一髪でかわしたパニスの技術にも感服した。

いよいよ4位。
さて、予選最後尾スタートながら善戦していたルノーのヤルノ・トゥルーリが
次のターゲットになる・・・わけですが申し訳ないここで周回数にして20週分ほど寝て
しまったので記憶がありませんw

で、気がつくと残り5周で1位シューマッハ、2位バリチェロ、3位琢磨の順で周回中。
最後、琢磨のマシンがごみを踏むVTRが流れてひやっとしたところもありましたが
結局そのままフィニッシュ。琢磨がようやく表彰台に立つ日が来たのでした。

日本人14年ぶりの表彰台ですが前回とは意味合いが全然違います。
鈴木亜久里の表彰台はある意味マックラーレン同士の相打ちによりあいたところに
ベネトンの2台アレッサンドロ・ナニーニとロベルト・モレノが運良く収まり。
亜久里は慣れた鈴鹿を堅実にけれどそれなりに早く走った結果勝負の女神も微笑んで3位を手に入れたものであるのに対し、
今回の琢磨の表彰台はチームのピット戦略に失敗があったにもかかわらずその上で
実力で上位を切り取って得た表彰台なのです。

・・・チームのピット戦略のミスがなければさらに高い位置も望めたと私は確信しています。
より高い位置はこの後のフランスGPイギリスGPに期待しこのレポートの締めにします。

頑張れ琢磨、表彰台の一番上が君を待っている!!
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by yukrid71 | 2004-06-21 12:52 | F-1