台風の思い出

台風10号が西日本方面に接近中ですね。
進行方向の方々はご注意ください。
ただ、典型的な夏台風で進路は読み辛いです。
今のところ進行方向になっていない関東や近畿方面にも向かう可能性は零ではないでしょう。


何度か書いていますが宮崎の出身です。
当然年に2~3個の台風は上陸したりかすめたりする土地柄に住んでいたわけです。
宮崎だと台風がくれば確実に学校関係は休みになります。
だから高校生までは台風は楽しみでしょうがありませんでした。
けど、楽しいだけじゃなく怖い思いをしたこともあります。
今回はその思い出でも書いてみます。

はっきりした年代は覚えていないのですが小学校の低学年2年か3年のときだったと思います。
季節は秋、10月くらい大き目の台風が接近中でした。

当時、うちの家業は養鶏(ブロイラー:食肉鶏)だったのですが、
その出荷作業というのは夜中に行います。
人手を雇い、囲いをして追い込んだ鶏をかごに詰めていきます。
かごのサイズは60cmx40cmx25cmといったところでしょうか。
このかごに2.5kg~3.5kgまで大きくなった鶏を11羽~13羽詰め込みます。
明るいと鶏は騒いで死んでしまうので夜人間がどうにか見えるくらいの明かり
だけでその作業を行っていきます。
そうして詰められたかごをトラックに積み込んで食肉加工工場へ出荷します。

その台風が来たときがちょうど鶏の出荷と重なりました。
夕食後父と母が仕事の準備を始めていました。
風雨は強くなり始めています。
テレビの台風情報は宮崎への直撃を予報していました。
夜の10時頃になり作業を始める時間になります。
私は一人で怖いので一番表の部屋に布団を引いて寝る準備をしました。
当時飼っていた猫を一匹捕まえてぎゅーっと抱きしめて寝床についたような記憶があります。
土間には台風が来ているので普段は外につないでいる、ちこ(秋田犬)がいます。

寝床についてしばらくした後突然電気が消えました。
停電です。
外はいよいよ風雨が強まったのかゴーゴーという風の音とダダダとスレートの屋根を
たたく雨の音が切れ目無く続いています。
立て付けの悪い窓はガラスを歪めて割れそうな音を立てています。
私は布団の中で猫を抱えて震えていました。

そうするとさすがに心配になったのか母が戻ってきました。
仕事は頼んできたから寝るまではいてやると・・・
枕元にろうそくをともして、内容は全然覚えていないのですが、
布団の横で作業着のまま横になった母と取り留めの無いことを話していた気がします。
安心したのかそこで記憶は途切れます。
おそらく寝てしまったのでしょう。
次の日の記憶もあいまいですがおそらく学校は休みでした。

ひょっとしたら小学校に上がる前かもしれません。
古い古い記憶の奥底を久しぶりに探って見ました・・・
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by yukrid71 | 2004-07-29 13:39 | その他