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SLI(Nvidia SLI)

えー、長いこと更新してませんでしたyukridです。
更新してなかった間のことはまた夜にでも・・・
今回は趣向を変えてPC用語のお勉強でも・・・

SLI(Nvidia SLI:Scalable Link Interface)

ぶっちゃけていうとビデオカードを2枚使ってグラフィックのパフォーマンスを
上げようというテクノロジーです。

利用するには対応したマザーボード及び対応したビデオカードx2(PCI-Express)が必要に
なります。

少し話が変わりますが、今までコンピュータの世界ではCPUの性能を上げるのに
クロックを上げることにより達成してきました。しかし現在ではPentium4が4Ghzに
達しようとして足踏みをしている状態です。なぜならクロックを増すごとに電力量が
抑えきれなくなっておりこのままの方向性で性能を上げるのはもう不可能と見られています。

そこで最近言われるようになってきたのはデュアルコア化。
簡単に言うと1つのCPUの中にコア(中心)を複数持つことです。
OS上からCPUの情報表示ツールなどで見るとCPUが複数あるようにに見えます。(実際は
CPUが1つでも)コア2つならデュアルコア、4つならクアッドコアになります。
すでにAthlon64やXeon、Itaniumではデュアルコア、クアッドコアを達成しています。

デュアルコア化でソフトウェアのパフォーマンスを上げるにはソフトウェア側の対応が
必須ではありますが、1つのCPUで複数の処理を同時に行うことでパフォーマンスを
上げるというのがこの技術の肝になっています。

話をSLIに戻します。
グラフィックチップも次々世代あたりではデュアルコアの製品が出だすのではないかと
見ています。それはハイエンドグラフィックチップはすでにCPUの集積度越えていて
このままクロックを上げてパフォーマンスを上げるのがCPU同様難しくなっているからです。
現状出ているグラフィックチップにデュアルコアのものはありません。(多分w)
そこで出てきたのがSLIの技術です。

とりあえず現状にある材料で擬似デュアルコア動作をさせてしまおうというのがこの技術の
主眼ではないかなと私は思ってます。CPUのデュアルコア化はソフトウェア側の対応が
必須ですがグラフィックであればドライバーで仲介させることで対応が可能です。
ドライバーが熟成されれば素晴らしいパフォーマンスを示すことも難しくないでしょう。

ただし、私はやはりこの技術はデュアルコア化へ移行する過渡期の技術及び製品である
と予測しています。現状で最強のシステムを目指すのであれば検討に値しますが
1年から1年半ほどしたらおそらくデュアルコア化、クアッドコア化されたグラフィックチップが
リリースされるのではないかなと私は見ています。

by yukrid71 | 2004-12-06 12:56 | PC